AL2_WS

これは何?

5ちゃんねるとかで「ワームスカルってよくわかんないし使いにくいよな」って聞くので、自分なりに再解釈したものです。
「ぼくのかんがえたワームスカル」であり、ネットに存在する考察のひとつだと思っておいてください。


補足:以下の内容における「世界」と「宇宙」について

以下の文章では、リーフワールドやルートワールドひとつを指して「世界」と呼び、それらの世界を内包するすべてを指して「宇宙」と呼んでいる。
これは、多数の世界を内包しているアルシャードの世界観を「ユグドラシル宇宙」と呼んでいるためである。



ワームスカルの再定義

ワームスカルとは、端的に言えば「奈落との共存を選んだユグドラシル宇宙」とでもいうべき、ユグドラシル宇宙の外に存在する平行宇宙からやってきた機械人類である。
その肉体は奈落を動力源としたナノマシンで構成されており、彼らの意識は「セントラル」と呼ばれる中央管理機構のもと、コントロールされる。
ワームスカルが住むユグドラシル宇宙……仮にこれを「スカルスペース」と呼ぶが、その中にもユグドラシル宇宙のような樹構造は存在する。
ワームスカルは高度に発達した機械文明と、奈落の力を融合させ、スカルスペース内に存在するすべてのルートワールドやリーフワールドを征服した。
自分たちが住む世界を征服し尽くしたワームスカルが次に目指すのは、すべての平行宇宙を奈落機械化することである。


スカルスペース

ワームスカル達の本隊が存在するユグドラシル宇宙のことを仮にこう定義する。
ユグドラシル宇宙に存在するすべての存在は(神やアルフでさえも)別の宇宙であるスカルスペースのことをはっきりと認識できていない。
そのため、スカルスペースというのはプレイヤーに向けて解説される仮の用語である。
スカルスペースの中にも並行宇宙のブルースフィアやミッドガルドなどが存在するのであろうと思われるが、不明。
もしそれらの世界を指す場合、ブルースフィア(S)のように記述し、スカルスペース内のリーフワールドであることを表す。



中央管理機構(セントラル)

ワームスカル全体を総合的に管理する司令塔である。
スカルスペース内部のミッドガルドに相当する位置に存在し、その大きさは恒星一個分に相当する。
「ワームスカル:コマンダータイプ」(後述)を生み出せるのは、基本的にセントラルのみである。


ワームスカルの宇宙間転移について

ワームスカルは異なる宇宙(スカルスペースの外)へ確実に転移する手段を持たない。
ミッドガルドに飛来したのは偶然の産物である。
ミッドガルドに飛来した理由は、スカルスペースとユグドラシル宇宙を重ねると、ちょうどセントラルの存在する中枢がミッドガルドの座標と重なるからであるが、これらの事実はプレイヤーに向けた解説である。
ミッドガルド以外のリーフワールドでワームスカルの活動が基本的に確認されていないのは、彼らの宇宙間転移技術が確立されておらず、かろうじてミッドガルドへの転移に成功した例が存在するのみだからである。
ただし、ミッドガルド以外にも転移を成功させたものとしてあなたのセッションでワームスカルを登場させるのは自由である。


ワームスカルの形態についての再定義

ワームスカルには、セントラルからの指令を受け取り配下を統率する「コマンダータイプ」と、コマンダータイプの指揮下で活動する「スレイブタイプ」の二種類が存在する。
コマンダータイプは以下の機能を持つ。以下の機能はスレイブタイプには基本的に備わっていない。
  • 奈落化したナノマシンを生成する能力
  • ナノマシンを注入することで対象をワームスカルに作り変える能力。この能力によって生み出されるのは「ワームスカル:スレイブタイプ」となる
  • ワームスカル:スレイブタイプが知覚した情報をすべて同時に把握し集積する能力
  • ワームスカル:スレイブタイプを統率し行動させる能力
  • セントラルからの指令を受け取る能力

ただし、最後の機能に関しては、ユグドラシル宇宙に飛来した個体すべてが機能不全を起こしている。
これは、異なる宇宙を超えてセントラルとの通信が出来ないためである。
そのため、ミッドガルドに飛来したワームスカル:コマンダータイプはスカルスペースから持ち出したデータと現地で収集したデータを参考に、独自の判断で活動している。
ミッドガルドに生息するワームスカルの現状の活動が情報の収集にとどまっているのはこのためだ。
彼らは侵略対象となる土地の性質や社会を観察し、それらを利用した上で効率よくワームスカル化を進めるのだ。


なお、ワームスカル:スレイブタイプは奈落化したナノマシンで構成された人間(あるいは別の知性体)を模したものである。
コマンダータイプの指揮によってのみ行動し、直接指令を与えているコマンダータイプを撃破するとその機能を停止する。
スレイブタイプがどのような機能を持つのかは、個体によって異なるが、おおむね共通しているのは情報収集能力と戦闘能力が備わっていることである。


ワームスカルの言語

ワームスカルが言葉を話すのは、彼らが本来は人類であったため(人間であった頃の機能をそのまま継承しているため)である。
彼らの言語は、ユグドラシル宇宙のものと非常によく似た発生・進化を持つため、多少の言語感覚のズレがあったとしても、ミッドガルドの言語とブルースフィアの言語は話すことができる。
ワームスカルは「セントラルからコマンダータイプ」、「コマンダータイプからスレイブタイプ」など、より下位の存在に対する指令だけは思念による通信で、発声もなく距離の制限もなく伝達までの時間のロスもなく伝達が可能である。
だが、「コマンダータイプ同士」や「スレイブタイプ同士」など、同等の存在同士での情報の伝達は会話や文章など、人間と同様の手段を用いる。
彼らの言語は「少ない文字数で意志を伝える」ことを意識して構成される。簡潔で機械的な文章が中心となるだろう。


ワームスカルの弱点

ワームスカルは奈落をエネルギーとして活動するナノマシンの集合体である。
奈落は強いマナの存在する場所では活動を制限されるため、彼らも同様に豊富なマナやそれを利用した魔法に対して弱い。


ワームスカルが奈落病を使う理由

ワームスカルが奈落病を使ってミッドガルドを侵略しているのは、「奈落に汚染された死体」が最も効率よくスレイブ化できるためである。
逆に、生きている知性体であれば、強靭な意思や魔法の力によって直接ナノマシンを注入されたとしてもスレイブ化を防げることもあるだろう。


ワームスカルが「コスト効率」を最も強く意識する理由

これは、彼らの存在するスカルスペースが、長きにわたる世界間戦争で資源を使い尽くし滅亡寸前まで到達したことに由来する。
彼らは奈落と共存し機械化することで滅びを免れたが、過去の学習の結果、リソースの管理については最優先の課題であると基幹プログラムに組み込まれているのだ。
加えて、ワームスカルは奈落を動力源とするが、ミッドガルドに存在する奈落は有限であり、どこにでもあるわけではない。
また、ミッドガルドの現地勢力との彼我の実力差も未知数である。
彼らはこれを認識しているため、慎重になっているのである。



公式パーソナリティーズの再定義

バイパーファング(MGWp117)

ミーティア落下物の内部に潜んでいるワームスカル:コマンダータイプ。
彼のセリフにある「調弦し、調律し、調和する」のような言葉遣いは、バイパーファング固有の特徴であり、ワームスカル全体の種族的特徴ではない。
この言い回しを用いる理由は、彼がミッドガルドへの飛来時に言語機能に障害を起こしたためである。
相手に主題を伝える機能が低下しているため、同じ意味で違う言い回しを用いることで、内容を強調するほか、どのような言い回しであれば相手に伝わるかを探りながら発しているためだ。


マクシミリアン枢機卿(WRGp128)

マクシミリアン枢機卿はバイパーファングの手によって、「ワームスカル:スレイブタイプ」に変質させられている。
彼の脳内にあるデータをワームスカルが利用しているため、枢機卿としての振る舞いは(多少の不自然はあるものの)維持できているようだ。
ワームスカルの存在やその正体が露見しないよう、マクシミリアン枢機卿の言動に関しては慎重に運営されている。
バイパーファングは、真帝国をミッドガルド最大の勢力であると認識し、その内部に入り込んで真帝国そのものをワームスカル化させることを企んでいるようだ。

  • 最終更新:2018-03-14 23:24:13

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